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民映研記録映画『越後奥三面 山に生かされた日々』感想。
 農業や林業つながりの友人が、すすめてくれた
(というか、自主上映してくれた)映画。
概略をざっと聞いたとき、ピンと響くものがあった。

山の自然とともに生きる暮らし。
ここに、絶対大事なものがある、と感じて、見に行くことにした。

この映画は、新潟県の北部、山形県との県境にある
朝日連峰の懐深くに位置する奥三面(おくみおもて)……
平家の落人伝説をもち、また縄文遺跡も残る
歴史の古い山村の日常の暮らしを、
民族文化映像研究所のかたが、何年間も住み込みながら、
四季を追って記録したもの。

人々は、3万haの山の恵みを受けて
「この場所で完結する自給自足の暮らし」を続けてきた。
交通の便のわるい山村ということもあるし、
何より、冬になれば雪で閉ざされるため、
生きるために、完結する暮らしが必要だった。

山菜とり。田んぼ、焼き畑、雑穀づくり。
魚とり、木の実の採集や薪集め、炭づくり、堆肥づくり。
味噌づくり、狩猟、猟具づくり、丸木船づくり。
春夏秋冬の巡る四季を通じて、
農業、林漁、狩猟、採集、なんだかんだ、
全てがぎゅっとつまっていた。
道普請も、家の修繕も、集落のみんなで行う。
昔からやってきたこと。行政に頼むとか、そういう埒外のこと。

心に残ったシーンはたくさんあったけれど、
特に印象的だったのは、よく似たこのふたつの循環。

ひとつは、萱(かや)の活用。
萱をかり、まずは雪囲いとして冬に使う。
そのあと、屋根の修繕に使う。
そのあとは、肥料として使い、最後は土に還す。

もうひとつは、焼畑のサイクル。
一年目は、そばを蒔く。
二年目は、あずき、あわ、きびを蒔く。
三年目も、あずき、あわ、きび。
そして四年目は、山に戻す。

その他、山菜のとりかたも、
次の年にとれるように、とりつくさないなど、
「ずっとこの地で生きるために、山から収奪をしない」。

また、薪の準備や、堆肥づくりなども、
数年先にそのサイクルが暮らしの中で始まっている。

私が興味のあった狩猟のことも、たくさん学ぶことがあった。
昔は、カモシカ猟があったが、禁じられてからは、熊、ウサギの猟。
そのほか、テン、ムジナ、ムササビがいる山だと言っていた。
(そういえば、シカやシシの話題はぜんぜん出なかったのだけど、
何故だろう。いないわけはないと思うのだけれど……)

麻の栽培も、昔はあったそう。
ほんとうに、
「昔の日本の山村の暮らしが、凝縮された里」
だったのだ、と思った。

そんな奥三面は、1985年秋、閉村。
縄文時代から人々が営みを続けてきたこの集落は
ダム湖の下に沈んで、今は存在しない。


……映画の感想なのか、紹介なのか
よくわからない文になってしまったけれど、
「すごい映像資料が見られた! 
録ってくれたかた、録らせてくれたかた、感謝!」
というよろこびとともに、この素晴らしい集落が
たった30年くらい前まではこんな形で存在していて、
しかしもう存在しないという喪失感に、ぐらぐらしている。

ドードーや、リョコウバトを
根こそぎ狩り尽くして滅ぼしてしまったような、
トキという種を絶滅させてしまいつつあるような、
近代の傲慢な罪を感じる。

そして、それを知らなかった自分、
たぶん、同じ日本にいながら、
知らないことで、知らず知らず加担していた自分たち。


……いや、みんながこういう暗い感想を
抱く映画ではないと思うのだけど、
どうにも、30代という自分の年齢から、
この30年くらい前、という時間的距離が、
すごい昔の話ではなくて、
「自分が既に生まれていて、子ども時代を楽しく過ごしている」ときに、
かけがえのないふるさとをこんな形で失った人がいたのだ、
失われるべきでないものが、滅ぼされてしまったのだ、と
時間を重ねてしまって、ついつい考え込んでしまう。

防災ダムは、本当に必要だったのかもしれない。
これで、命を救われた人もたくさんいるのかもしれない。
だけど、ふるさとを、人間の生きる知恵とその証である土地の全てを、
こんな形で失うことと、引き替えにして、ほんとうによかったのか?
これは、例えば法隆寺を砕いて燃やすようなことと、
同じだったのではないか?

この疑問が、頭のなかをぐるぐる回って、なかなか立ち去らない。
この気持ちを、どう活かしていけばいいのか、考え中です。

ただ、とにかく、
こうして、ぐるぐる考えるよすがとなる映像を残してくれた
民映研の皆さんの活動は、素晴らしいと思います。

興味のあるかた、ぜひ、民映研さんのサイトもどうぞ。
この映像の他にも、いろいろと、
素晴らしい着眼点からの映像資料が並んでいます。

民族文化映像研究所
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/



先住民族のこと | 19:06 | comments(0) | - | - |
シカさんを、ほふりました。(1)
「食うために、殺す」……いつかやらねば、と思っていたのですが、
その日は急に訪れました。

日曜の朝、いつものところから電話が鳴って
「シカとれたで。シメるなら来るか」とのこと。
日曜日だし、いいタイミングかも、と、
前から、屠殺から真剣にやってみたい、と言っていた
友人Sちゃん(♀)&Sさん(♂)に連絡。
奇跡的なタイミングの合いようで、二人とも参加できました。
そして、それぞれの子どもたちも参加。
ちょっとヘビーな食育イベント、子どもたちはどう見るか。

ということで、その日の午後に、決行。
(あまり大人数になっては難しいのと、急だったので
限られた範囲でのご連絡になりました。
声かけできなかったかた、ごめんなさい)

※ちょっと生々しいのと、
なんか公開するべきものじゃないような気がするので
写真はナシでお送りします。
見たいかたは、個別に連絡ください。
そんなわけで、生々しい写真はありませんが、
生々しい文章表現は、たくさんあります。
そういうので気分を害するかたは、ここまででお願いします。
また、今回は大いに感想を含めているため、
私見も多く、妙に長いです。ごかんべんください。

出口

------

シカは、檻のわなに入ってました。
近づくと、逃げようと暴れて、檻に体当たりをくりかえす。
いちど、シシをシメるのを見ていた(その1その2)けれど、
このときと同じような気持ちになる。
でも、前回は「自分はシメない。シメるのを見ている」だったけど、
今回は「自分たちでシメる。当事者としてやる」だったぶん、
少し、感傷的なものは少なかった。
……いや、あえて、感傷的な気持ちを持たないようにしてたのかも。

シメる手順も、シシのときとだいたい一緒。
前足にワイヤーをかけて引っ張り、檻にはりつけて
動きを止め、頸動脈を槍で突く。

「やらねばならない」と思ってはいながらも、どこかで思いっきり
「やらずに済む理由はないか」と探している自分がいた。
また、「○○という、やるべき理由はないか」と、
やる理由のほうも探している自分も。

じっさい、一番槍は、逃げました。たいへんめんぼくない。

Sちゃんにいちど突かれたあと、
シカが血を流しながらもまだ暴れているのを見て、
(正確に頸動脈を突くのは難しいです、初めてだと当然、特に)
「苦しみを長引かせるほうが酷」と、理由づけができて、
「やる」と心定めて、槍を迷いなく持てた。そして刺せた。
刺されたシカが「ヒィッ」って顔をしたけど、やめる気はなかった。
死ぬための短い苦しみならば、それは今、
私がこのシカに与えたいものだから。

でも、だいぶ弱ったものの、うまくいかなかった。
すまない、シカ。

最後に、Sさんが突いたのが、
だいぶ正しい場所に深く入って、
そのあと、シカは急速に弱っていった。

それからしばし、逆さに吊って
血抜きをしながら、絶命を待つ。
(頸動脈を切っただけでは、心臓は止まりません)

この待っている時間、ちょっと緊張が解けて、
意識が当事者から、観察者になった。

ばっちり両極端に振れた、自分の
「やらずに済む理由探し」と「やるべき理由探し」の心理。
なんだろう、これは。この感情は。
考えて、ここで、思いっきり気付いてしまった。

 「ほんとうは、積極的にいきものを殺したくなんて、ない」のだ。

おなかがすくから、生きるために襲うけれど。
私は肉がおいしいと感じるから、
肉になる工程ぜんぶを人任せにしてはいけないと思うけれど。

いきものを殺すことより、
助けることのほうが、ずっと、気持ちが楽なことだ。
いきものである以上、片方だけやっている訳にはいかないのに。

気付いたとき、不意にかなしくなった。
やったことには全く後悔はしていないけれど、
ひとつの事象として、シカが死んだこと、シカを殺したこと、
それはなんだか別問題として、かなしかった。
じわっと涙が出てきて、あわてて遠くを見るふりをした。

あとで、このことを振り返ったとき、
アラスカで、イヌイットのかたがたと暮らしを共にし、
親しくしていた動物カメラマン・星野道夫さんが
著作のなかで言っていた言葉を思い出した。


ーー 「私は自然保護とか動物愛護という言葉に魅かれたことはなかったが、狩猟民の持つ自然観の中に大切ななにかがあるような気がしていた。私たちが生きていくということは、誰を犠牲にして自分が生き延びるか、という日々の選択である。生命体の本質とは他者を殺して食べるということにあるからだ。それは近代社会が忘れていった血のにおいであり、悲しみという言葉に置き換えてもいい。その悲しみをストレートに受け止めなければならないのが狩猟民なのだ。人々は自らが殺した生き物たちの霊を慰め、再び戻ってきて犠牲になってくれることを祈る」
(『長い旅の途上』 星野道夫(文春文庫)より抜粋) ーー


ああ。かなしいと思っていて、ふつうなんだ。
たぶん、このかなしみを捨てたら、ただの残酷になる。
自分で殺しておいてそれをかなしむって、
ちょっとルール違反ではないか、と思ったけど、
これらは両立するのだ、と思った。



……脱線しました。
場面を、シカの絶命を待っているところに戻して。

ちなみに、子どもたちは血を流して倒れているシカを見ても
パニックなどもなく、あまり衝撃は受けていないように見えました。
「こういうもの」と思えたのかな……実感は遅れて来るのかな。
このへんはまた、親のおふたりに、訊ねてみようと思います。

そして、最後にすこし痙攣し、しばしして動かなくなったシカを、
「フネ」に乗せて、軽トラの荷台に乗せる。
そして、作業場へ移動。

足を縛って、フォークリフトにひっかけて、逆さに吊って。
お尻のほうから、おなかを開いて、内臓を出す。
のどを開いて、内臓につながる食道、気管も一続きに出す。

この日は雪がちらつく寒い天気で、
私たちの手も、シカの体のほうもだいぶ冷えていたけれど、
内臓を出すためにおなかの奥に手をつっこんだら、あったかかった。
むしろ、熱かった。
冷え切った日に熱いお風呂に手を突っ込んだような、
ビリビリするような熱さ。
そういえばシカの体温は42度くらいあるのだったっけ。

そして、さっき書いてたように、
いろいろ思索にふけっている部分もあったのだけど、
内臓が出て、レバーが見えたとき、
明らかにスイッチが「食欲」に切り替わった。
かなしみから、よろこびになった。なんて即物的な。
でも、これも多分、「両立する、相反する気持ち」だ。

この両方があるから、わたしたちは他者を狩って食って、生きていける。
殺すかなしみと、食うよろこび。
これは、たぶん、これでいいのだ、と思う。

「 殺すよろこび + 食うよろこび 」となるのは、
なんだか、筋が通って正しいようで、たぶん、間違っている。
同様に「 殺すかなしみ + 食うかなしみ 」も、
逆に、奪われるいのちに対して失礼な気がして、
だったら食べないほうがいいのでは、と言いたくなる。

内臓を出したあとは、このまま熟成用に吊っておくのかな……と思ったら、
「すぐのほうが、ほんとうは皮はむきやすい」とのことで、
むくところまでやることに。というか、解体までやることに。

つづきます。



肉を食べる | 19:01 | comments(0) | - | - |
カテゴリーをひとつ、ふやしてみました
 カテゴリーをひとつ、ふやしてみました。
「せいしょく」のこと。
せいしょく……生殖、です。

きっかけは、出産経験をした友人との話のなかで、
友人が「私、胎盤食べたかったの。だけど病院での出産ではダメで、
助産院での出産でもダメだった」……と言ったことに
はっ、としたことから。

そういえば、お産をする動物はみんな、あたりまえに胎盤を食べる。
だけど、自称「文明的」な人間だけ、
「そんなもの食べるなんて」「不衛生」「ありえない」
……という真逆の反応が「常識側」になってる。

おかしいじゃないか。
そして、そのおかしさに気付いていないひとが、
あまりに多いじゃないか。
私も、自分が出産するってことをリアルに想像したことが
まだなかったとはいえ、うっかり、食べるって選択肢のことを
すっかり失念してた。
動物として、それは、すっごくヘンだ。
危機的なくらい、おかしなことだ。


ほんとは、義務教育の保健体育の授業とかで
性教育というやつをするのならば、そのときに
「お産のかたち」として、教えてもいいことなんじゃないか。
そのうえで、「食べない」という選択をするのは自由。

友人は、ひとりめの子どもは病院で出産して、
「普通」になっちゃってる仰向けの出産スタイルを経験して
「すごくしんどい、何かおかしい」と思って
次は助産院を選んで、横になったり四つんばいになったりして
自分が産みやすい姿勢で産んだそう。
「助産院だったら胎盤食べれると思ったのに、ダメって言われちゃって」
と言ってた。
3人目を産める状況なら、今度こそ自宅出産にして
胎盤、食べたいけどちょっと難しいなあ……と、残念そうだった。


やってみないと分からないとこもある。
だけど、あらかじめ選択肢をリアルに知ることは
何回も試せるものではないだけに、すごく大事。

ということで、お産のことをはじめ、
「せいしょく」に関する話をあつめたいと思ったのでした。

別の友人の友人が、
自宅出産&胎盤を食べる経験をしていると聞いたので、
そのはなしを記録しているブログ記事を張り付けておきます。
薫製という手も、あるのですね。
人間の「文化」は、こう活用すべきだなと思いました。

手作り生活〜みちくさ日記「たいばん。」



「せいしょく」のこと | 07:33 | comments(0) | - | - |
シカ薫製つくってみました(試行錯誤編)
山のお肉って「まとめてどかん」と手に入るものなので、
保存食を作ってみないと、とかねがね思っていたのですが、
先日、友人に「薫製、特別な道具がなくても、
古鍋や中華鍋を使ってかんたんにできるよ」と
教えてもらったので、試してみました。
(はじめての薫製 なので、いろいろと「まだまだ」のとこがあると思います。
その程度のご参考に、どうぞ)


金額的にも、手間的にも
手が出しづらいものだとちょっとやだな、と思ったので
なるべく安く、でも適度に長持ちするように、
ホームセンターと百均を行き来して、素材をセレクト。

結局、器具は百均(seria)のみで揃え、
300円(100円×3点)でまかなえました。
サイズや、機能上に「もうちょっと〜」というところは多々あるけれど、
まずはお試し用の提案ということで。

用意したものは、こちらです。

材料:なべとふた

なべは16cmのステンレス製。
ふたもステンレス。ふたは、なべのへりから外側に
やにが垂れてこないように、接する部分に
段がついてはまるようになっているものを選んでみました。

素材としては、アルミやホーロー製のものもあったのですが、
チップを入れて鍋を火にかけるという空だきに近い状態で調理するため、
穴があいたり割れたりしそうな気がしたのでステンレスを選択。
ぜいたくを言えば、もっと大きくて深いほうがいいのですが、
ご近所の百均ではこれが最大サイズでした。ザ・妥協。

そして、底にチップを入れて
その上に浮かせて肉とかを燻すための棚。
ここがずいぶん悩みました。
鍋が円形なので、網も円でないと面積を作るのが難しい。
鍋の径より大きすぎたら入らないし、小さすぎたら高さを
付けるのにまた一工夫が要る。

ザルやストレーナーをいじるか、揚げ物用の網をどうにかするか、
それか、ステンレスの鍋敷きが使えるんじゃないか、とか
園芸コーナーまで行って、ふるいも使えそう……とか
ここがかなり悩みどころでした。

そんな中、ふと、水回りコーナーを見てみて、
とあるなじみのブツが、目に入り。
そういえばこれ、正規の用途のときには
あまりにまがりやすくてよく歪ませてしまったものだった。
ということは変形させて使うには、最適じゃあない?

材料:あみ

ということで、ステンレス製の「ごみとりネット」さんに
白羽の矢を当ててみました。

ということで、素材は以上です。
(ちなみに、チップは大工&製材作業をしている友人から
山桜の木くずをわけてもらいました。
ついでに、コレの製造過程で生まれたモノです)

-----

工作は、この網のぶぶんだけ。
そのまま置くとこうなので、

あみ:なべにあててみる

このぼこっとした部分を曲げます。

あみ:まげる1

伸ばして、

あみ:まげる2

ぺたんこに。
ふにゃふにゃなので、らくちん。
(丁寧にやればもっときれいに平たくなるとは思いますが、
まあおにくが載ればいいや、という雑な仕上げです)

あみ:装着

こういうかんじでのっけます。
下にチップ、上に肉を載せていぶします。

チップの量は、あれこれ試してみましたが、
多いと味が濃くなりすぎて、食べづらい。
多ければいいってものでもなかったです。

この鍋だと、底を軽く覆うくらい。
計量カップだとふわっと100ccぶんくらい。
手だと軽く軽〜く、ひとつかみ。
ほんとに、思った以上にちょっとでいいです。

そして、タレで味付けした肉を
平たく押し伸ばして網に並べて、
コンロにのせて、下から加熱。
(直接、チップに火をつけなくていいです)


 《肉のしたごしらえ》
 ・肉は熟成肉を使用
 ・しょうゆ適量
 ・スパイス適量(五香粉+ニンニク使いました)
 →肉は熟成でなければ、ピチットシートとかの文明の利器を使うか、紙に包んでぎゅーっとするなどで水分量を減らしておいたほうがいいです。
 →タレの量は、肉にタレ全部がからむ程度。
 10分くらいつけておきます。


すぐに煙が立ってくるので、
フタをしてとろ火に。
10分〜15分くらいでできあがり。
煙でみっしり燻したいものの、
水蒸気が篭もってしまうので、
途中でフタを開けて適宜水気を飛ばします。

できあがり

これはちょっと色、薄いです。
びっしり並べても、縮んでだいぶスキマがあいてきます。
小さい鍋だとホントにちょっとずつしか作れないのと、
塊肉の薫製ができないので、追々、大きな鍋でやりたいな。

フォークが刺さる

フォークを刺して網をはずせます。
……結果的に便利!

チップ

薫製が終わったあとのチップ。
燃え残りがもったいないなあと思ったので、
これにチップを足して次に使ったら、
薫製味じゃなく、煙の味のする何かができました。
完全に黒コゲになるまで使うのはよくないみたいです。

できあがり

網から降ろして、冷ましつつ軽く乾かして、できあがり。
胡椒をふりかけつつ、びんに入れて保存しました。
(胡椒をあとにしたのは、五香粉との相性がよくわからなかったのと、
火が通っちゃうのやだなーとか薫製中に相当こぼれちゃうだろうなーとか
思ったゆえの、なんとなくです)

……まあ、はじめての薫製なので、
これからいっぱい改善していくところですが、とりあえず記録でしたー。

-----------

※気になる点メモ(次回改善したいとこ)
・ほんとにちょっとしか作れない。でかい鍋でしたい。
・小さいのとほぼ密封の状態なので水蒸気が篭もる。
 水蒸気だけを抜く何かの工夫をしたい。
・火と肉がけっこう近いので、もうちょっと離したい。鍋に深さが欲しい。
・肉汁が鍋底に落ちて、チップからのとは違う煙も立ってきちゃう。
 肉汁が鍋底に落ちないような、受け皿があるほうがいいんだろうなあ。
・熱が通ると収縮するので、分厚くなってくる。なるべく薄切りがいい。
・繊維にそって裂きながら食べるのもいいけれど、かなり固くなるので
 繊維を切る方向でスライスしてあったほうが、食べやすい。



肉を食べる(調理) | 12:11 | comments(0) | - | - |
チャンサンマハもどきのタレその2。
チャンサンマハもどきを作ったとき、つけダレを
1回目はピクルス+ナンプラー、2回目はパクチー+ナンプラーにしたのだけど
(パクチー+ナンプラーは、あまり詳しく書いてないですが
1回目のピクルスをパクチーに置き換えただけです)
3回目の昨日、「ニラ+ポン酢」にしてみたら
これもなかなかイケたので、備忘のために記録しておきますー。


 《ニラ+ポン酢ダレのつくりかた》
 ・ニラをさっとゆがいて絞っておき、刻む
 ・刻んだニラにポン酢にたっぷり入れる
 ・ハーブソルトを適宜(わりと多め)
 ・ニンニクパウダーを適宜
 (生があれば、生のを刻んで)


和風のものに合わせて、さっぱりしたいときに。


肉を食べる(調理) | 11:46 | comments(0) | - | - |
「シカ解体&お味見ワークショップ」のその後。
 前々から「肉をおいしく食べてるなら、動物だったとわかる状態から肉になるとこを見ないと」と思ってて、個人的には友人父に見せてもらったり(屠殺1解体に混ぜてもらったりしてました。

感じることも多かったのでこれらの機会をシェアしたいなと思ってたとこ、この友人がWS開催に同意してくれたので、先日「シカの解体&お味見ワークショップ」を開催
で、ちびっこ連れで参加してくれた友人のレポートがとてもわかりやすかった&いい感想を持ってくれてたので、紹介します。

鹿の謝肉祭に参加(1)
鹿の謝肉祭に参加(2)
鹿の謝肉祭に参加(3)
鹿の謝肉祭に参加(4)
鹿の謝肉祭に参加(5)
鹿の謝肉祭に参加(6)
鹿の謝肉祭に参加(7)

野菜、魚の産直はあちこちにあり、これらの収穫イベントや調理イベントもしばしばあるけれど、同じ「いのちをいただく行為」であるのに、「肉」についてはベールの向こうでうやむやになっている現状。
日本のあちこちで、こういう「食べてるお肉=生きてた動物=おいしいね&いただきます」という、食材のいのちwith生産者とのつながりができていくといいな。
たぶん、そこから「自然とヒト」、そして「人と人」のイイ関係が結び直せると思うのです。
(Fのつくとこから転載しました)



肉を食べる | 08:39 | comments(0) | - | - |
シカクッキング「コンフィもどき」
 前からずっと気になってた、
「肉を脂で煮る」という調理法、コンフィ。
保存食でもあります。

デイリーポータルZのすてきなくいしんぼうライターさん、
高瀬さんがチャレンジした記事を以前に見て以来、
めっぽううまそうだったので、やりたいーって思ってたのでした。

↓こちら。興味のあるかたはどうぞ!

そうだ、肉を脂で煮ればいいんだ

で、あぶらみのすくないシカは、この調理法に
うってつけではないかと、かねがね気になっていたのです。

高瀬さんのやりかただと、オーブンで長時間。
ちょっと電気代もったいないなー、って思って、
もう少し調べてみたら、他のかたがやってた
「ジップロックに入れて、お湯を入れた炊飯器で保温調理」
という方法を見つけ、これにすることに。

なまにく

まずは熟成した生肉に、スパイス塩をしてなじませ(うっとり)、


オリーブオイルと、ラードと、2種類作ってみました。

オリーブオイル

オリーブオイル漬け。

ラード

ラード漬け。

そして、炊飯器にお湯とともに入れて「保温」に。
温度調節は炊飯器がやってくれるので、
この間は放置しておしごとおしごと。


……そして、
4時間後。


煮えた

こんなかんじになりました。
(下の赤っぽいのはたぶん、煮出されてきたアク)

……ここで、ちょいと悲劇がひとつ。

袋は、ひとつはジップロック、
もうひとつは廉価類似品を使ったのですが、
後者の方は、熱に弱かったみたいで
あちこちが裂けて、あぶらが洩れだしてしまいました。
これをやるなら「ジップロック」そのものを使うのが
安全です。


そして、できたやつを、切ってみました。

焼かず

これは、煮たままのもの。

焼いた

こちらは、その表面を軽く焼いたもの。


そして、肝心の味のほうは、なんと
「塩ゆでのほうがおいしい……」
でした。

……。

決してマズくはないのですが、
これだけのコストと時間と手間をつぎこんだ割には、
たいしたことない、っていうか。

また、焼かないままのもののほうを味見したら、
芯のほうに、なにやらクセが閉じこめられていました。あれー。
(これは焼いたら気にならなくなりました)。

うーむ。
ちゃんとした手順を踏んでいないので、
調理法に問題があったところもあると思うのだけれど、
今のところ、「塩ゆで」が一番おいしい、という……。


……ともあれ、まあ、いろいろな調理法を試してみるのが
目的なので、当たりはずれがあって当然。
気を持ち直して、いろいろ試してみようっと。



肉を食べる(調理) | 17:05 | comments(0) | - | - |
シカクッキング「シカタイカレー」
 はじめに書いておきますが、
これは「いまいち」でした。

実は、順番が前後してますが、
「ハム的ななにか」「シカはん」をつくる前に
これを作ったのでした。

順番が逆なら、じっくりゆでて
下ごしらえをするという知恵がまわったのになー。むねん。

なんというか、焼きor短時間の茹で では、
牛系の味と食感になる気がします。

一応、くせが少なくなってもらおう、と
マトンを下ごしらえするように
ヨーグルトに漬けておいてから、焼き目をつけ、煮てみました。
効果があったかどうかは、わかりませんが。

食べたときの「むしゃっ」という食べ応えが、
タイカレーには合わないなと思っちゃった。

つるんとした鶏肉、ぷりっとしたエビなどに
食感が慣れているからかもしれません。

ほかに入っている野菜も、
ナス系とか、たけのことか、きのことか、
つるんっとしてるものだし。

ということで、今回の調理方法でのシカ肉は
タイカレーにおいては、アウェーなかんじでした。

こんどまた、リベンジします!

シカタイカレー

(でも、それはそれ、これはこれ。
おいしくいただきました〜)



肉を食べる(調理) | 16:50 | comments(0) | - | - |
シカクッキング「シカ出汁」「シカはん」
ひとつ前の記事、「シカクッキング「ハム的ななにか」」の
副産物です。ていうかこれをとるつもりで
肉、煮ていました。

せっかくのホネなので、ぐつぐつ煮込んで
おいしい出汁に、出てきていただきました。
肉はとっちゃったので、ほぼ、ホネだけです。

油もとっちゃうことが多いので、
いつもはアクをあまりとらずにやることが多いのですが、
今回は油もすくないし、たまにはきちんとやろう、と思って
ていねいに、ていねいにアクをとりました。

ことこと煮たり冷ましたり、
2〜3日くらいやってました。

シカ出汁

なんだかおいしそうだぞ……というかんじになったので、
味見したら、あら、うまい。
鳥の出汁みたいです。なんで今回、こんなに淡泊にできたのだろう。謎。

で、ちょうどいただきもののコブミカンの葉が残ってたので、
これを入れたらうまいかも、と思って投入。

コブミカン

(多少は緑色が出ましたが、色の違いは
画像補正がしきれてないからですすみません)

ひとつ前の写真を撮ったときに、
(これは、奄美名物「鶏飯(けいはん)」ぽいぞ)
と思ったので、そそくさとご飯をたいて
この汁をかけました。

ホントの鶏飯は、いろいろ薬味やおつけ物が
加わりますが、空腹のためショートカット(ま、また今度ちゃんとやるです)。

おシカはん

ナンプラーをちょいとたらして、いただきました。

ああ、アリ、アリ。おいしいよう。


……というか、ハム的な何かといい、
今回のゆで調理ぶんは、ほんとうに鳥っぽかったです。

シカさんがヤングだったこともあるのかしら。
理由は分かりませんが、おいしかったです。わーい。

で、鳥っぽさのおかげもあるのだろうけれど、
タイ、ベトナム料理に合うかんじにできました。
パクチー好きとしては、これはでっかい収穫です。
シカでアジアン料理ってバリエーション、いいなー。ふふふー。



肉を食べる(調理) | 16:36 | comments(0) | - | - |
シカクッキング「ハム的ななにか」
 今回のワークショップでいただいた
シカの調理、いろいろ試してみたので、記録。

使ったのは、骨付きの、前足ぶぶん。

・ちょいと濃いめの塩でゆでる
・火が通って、ふわっとしたら肉をはずす

これで、肉はスライスしていただきます。
くせはなく、鳥の胸肉やささみのような感じです。
やわらかくて、うまし。

ハム的な何か

ほどよく、くせのあるぶぶんが
お湯の中に出ていったかんじがします。

ちょっと味が淡泊すぎるので、
ナンプラーつけて、いただきました。

パクチーあったら、おいしいだろうなー、って
チャンサンマハとかわってないじゃん。

次は、この状態で食べちゃわずに、
薫製にしてもうちょい長持ちするようにしようっと。


肉を食べる(調理) | 16:17 | comments(0) | - | - |
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